2025.03.17|計量機メーカーのタツノさんへ見学に行きました。
計量機メーカーのタツノさんへ見学に行きました。
計量機メーカーのタツノさんへ見学に行きました。
ご縁があり、神奈川県大船にある計量機メーカー「株式会社タツノ」さんへ
広瀬社長・成瀬CSO・ブログ担当の3人で訪問しました。
ガソリン給油の際に我々もよく見る計量機や、ガソリンスタンドの地下に設置される
貯蔵タンクなどが展示されたショールームを見学させていただきました。
業界では当たり前かもしれませんが、ガソリンスタンドで給油をするあの機械は給油機ではなく、”計量機”というのですね。勉強になりました。
ショールームに入ると、はじめに現れるのはレトロな電灯のような機器。
これは約100年前の大正11年に製造された手動式計量機で、
日本機械学会が定める「機械遺産」として登録されているとのこと。
仕組みとしては、高い位置までガソリンを手動のポンプで汲み上げた後、
重力でガソリンを落としていく給油方式だそうです。
汲み上げる量をみるために高い位置にあるガソリンタンク部分がガラスで見えるようになっているのですが、
頭上に大量のガソリンがある状況を想像すると、ちょっとハラハラしました。
メインの展示スペースには現在普及しているガソリン計量機のほか、
水素ステーション用計量機や、EVステーション用の給電機も展示されています。
ガソリン計量機の展示では、環境や安全に考慮されたガソリンヴェーパー回収モデルや、
既存のノズルから約3割軽量化され、給油効率もアップした最新式のウルトラノズルなど、
実演を交えながら紹介いただきました。
給油前にタッチ!でおなじみの「静電気除去シート」の展示もありました。
実際に帯電した状態から帯電量がゼロになることを体験できるようになっていて、
普段効果がわからずになんとなく利用しているものがきちんと効果があるとわかり、大変ためになる展示でした。
その後、ガソリンスタンド地下に埋設されている筒型の貯蔵タンクはとても大きく、
容量を尋ねた所、1本あたり30キロリットルのものと48キロリットルのものが現在の主流だそうでした。
普通自動車の一般的なガソリンタンク容量は50リットルと言われていますので、
1つのタンクで600~960台分、満タンにできる量だと想像できます。
最後の方で、タンクローリーで用いるハイテクローリーについても解説いただきました。
ドライバーやSS業界全体の人手不足により、油種の混入事故が起きかねない状況をシステムと
設備側で解決しようとする取り組みとのことで、SS業務の問題解決に貢献したい思いを持つ我々としては、
共感するとともに頭が下がる思いがしました。
展示を見終えて、説明いただいた製品の細やかな改善フィードバックや、現状に対応した製品開発をかいまみ、
カーフロンティアも現場の方に喜んでいただけるプロダクト作りを続けたいと決意を新たにした見学でした。